肩こり


◇あなたの肩こり度チェック◇


 □  
長時間仕事でデスクワークの

  仕事でパソコンの画面

  を見ている


 □ 頻繁に

     携帯電話やスマートフォン

     を見ている


 □ 肩こり以外にも

     頭痛、目の疲れ、吐き気

     めまいなどに悩んでいる


 □ 寝てもなかなか疲れが取れず

     昼間に眠たくなってしまう


 □ 肩だけではなく肩甲骨周り、

     背中の方までもが辛い


 □ 夜間寝ていても

     目が覚めるほど辛い


 □ 子供の頃、若い時から

     姿勢が悪い


 □ 日頃から運動不足である


 □ マッサージをしても

     症状がまたすぐに戻る

➡チェックは何個ましたか??

【1つでもチェックがあれば、要注意です】

肩こりは鍼灸施術で改善できる症状のひとつです。

鍼灸を取り入れるメリットを

下記に記載しました。

<肩こりの原因>

肩こりは大半の日本人が日頃から自覚して感じている症状の1つです

 

自分では自覚はしていない方でも、他者に肩を触ってもらい「凝っているね」と言われて自覚することもあります

 

症状としては、首、肩、背中、肩甲間部のこり感・だるさ・痛み  

 

これらの症状に付随して、頭痛、吐き気、悪心、口腔の異常、不眠、目の異常、自律神経失調症など多岐にわたります

 

単に肩が凝るような作業をしたタイプの肩こりであれば、マッサージをしたり、ゆっくりとお風呂に入ったり、ストレッチをすれば解消したり、治療も肩だけの局所の治療で早く解消する肩こりです

 

しかし肩こりのきつい方は、長期間過度なストレスを感じていたり、姿勢の不良、身体の内臓や器官が不調、など要因が2つ3つと重なっておこっているタイプの肩こりが多いのです

 

そうなってしまうと、マッサージや局所の治療をしただけでは、またすぐに元の状態に戻ってしまいます  

  

➡「肩だけではなくて自律神経を含めた身体全体の治療が必要」となってきます

 


西洋医学における肩こりの考え方


西洋医学的な肩こりの原因は?>

①姿勢


人間の頭は,

成人の体重の約10~13%に相当します

 

 

現在の生活の中では、長時間携帯電話をみていたり、読書、パソコン、ゲームなどで下向きの姿勢を取り続けることが多いです

 

 

この姿勢を続けると、首の筋肉が重い頭を支えようと緊張し、首から出ている頭・上肢・背中を支配する神経を圧迫。神経の支配先である頭・上肢・背中に症状が出現してしまうのです

 

 

 ②ストレス

人はストレスが高まると交感神経が優位になります          

交感神経が優位になると、身体は外敵から身を守る為に防御本能が働き、身体の急所である脊髄をガードする為に緊張して、筋肉が硬くこわばるのではないかと考えられています 

現代社会ではストレスの原因になるものが多く、かつ複雑に絡み合っている事が多いので、身体の緊張とリラックスのオンオフがうまく切り替えられない人を多く見受けます

 

 

 ③ むち打ちなどの強い衝

交通事故やスポーツなどで首を強い衝撃から守るために一瞬筋肉を固めます

強い衝撃を受けた場合は、筋肉が固まったまま自然に元に戻らなかったり、首の骨に強いダメージを受けて、首・肩に強いこり感を感じてしまう場合があります

 

 

 ④ 関連痛

顎関節症、噛み合わせ不良による歯の異常がある場合にも、強いこりを感じる場合があります

 

 

⑤ 枕

寝ている時はリラックスをしている時ですが、頭や首に合っていない枕を使用していると、逆に首の筋肉に負担をかけたり緊張状態に。その緊張状態が続くと寝違いなどを引き起こしやすくなります

                    
首から出ている神経は肩を走行するので、首の所で神経が緊張した筋肉に圧迫されると、神経が走行している肩も凝った感じがします

 

そのままにしておくと頚椎の間が狭くなり、四十肩や頚椎症の原因になります

 

腕や手にも症状が出たり、イライラしたり、頭痛、不眠になったりと付随してくる症状に悩まされることもあります


東洋医学における肩こりの考え方


<東洋医学的な肩こりの原因は?>

① 肝陽による肩こり

身体の中の陰の気が少なくなり、陽の気が制御出来なくなると肝陽が身体の上に上がる

➨頭頚部でつまることによっておこる肩こり

  ・ イライラしたり怒ってしまう
  ・ めまいがある
  ・ 高血圧がある
  ・ 顔や目が赤い
  ・ 肩を揉まれると痛く感じる
  ・ 頭痛が出る



② 気滞血於による肩こり

肝の働きが悪いために、身体の中を巡っている気の流れが悪くなっていたり、外傷や姿勢不良によって経脈を損傷  

➨気の流れが悪くなってしまっている肩こり

  ・ ため息をよくつく
  ・ 生理不順がある
  ・ 張った感じの肩こりである
  ・ マッサージをしてもすぐに凝る
  ・ 脇、胸、お腹が張って苦しい

 

③ 肝血不足による肩こり

テレビ、パソコン、携帯などで目を長時間酷使したり、病後や産後で血を消耗することによって経脈を栄養することが出来なくなる 

➨経脈を流れる気血の流れがスムーズにいかなくなっておこる肩こり

  ・ 疲れると肩こりがひどくなる
  ・ 揉まれると症状が軽くなる
  ・ ドライアイ、眼精疲労がある
  ・ めまいや動悸がある
  ・ 唇や爪の色が淡くなる
  ・ 足がよくつってしまう



④ 寒飲による肩こり

元々、胸部周辺に冷えと湿が停滞していて、さらに冷えることによって背部が重くなる

➨これが肩頚部に広がる肩こり

  ・ 背中・肩・頚と全体がだるい
  ・ むくみがある
  ・ 手足などの冷えの症状がある
  ・ めまいがある
  ・ 排便をしてもすっきりしない
  ・ 胸が苦しくなる時がある

 


肩こりに対して日常で気をつける事は?


東洋医学的にいうと「気の巡りが悪くなった時に運動器疾患は出現」すると考えます                                     

気の巡りを悪くする要因としてストレスがあります


ストレス対策として考えて頂きたいのが、あなたのストレスを感じる ストレス」を解消する量です

日々の生活でどちらが多いかを天秤にかけてみましょう!

身体が徐々に快方へ向かうか悪化していくかの結果で重りの大きい方が分かります

 

◇ストレスを感じる量には

 ・仕事や人間関係に関するもの

 ・環境的要因(騒音、部屋が暗い、明るすぎる、長時間のパソコンや携帯電話の使用、臭いなど)

 ・十分な栄養が取れていない

 ・便秘、不眠、質の悪い睡眠、冷え、運動不足等

 

➨身体にとって不快な事が挙げられます

 

◇ストレスを解消する量には

・運動、食事、お風呂、温める

・気持ちの良い便通

・音楽、ヨガ、マッサージ、ストレッチ

・身体に合った枕、布団で良い睡眠 

 

➨自分自身に合ったストレス解消法を優先させましょう!

 

ストレスは目には見えませんが、ストレスを体に溜め込むと肩こりをはじめとする運動器疾患や、自律神経のバランスを崩すことで肩こりも出現します

 

日常の生活の中でいかにストレスを溜めないか、というのが大切になってきます!

 

皆さんも一度この機会に日常生活を見直してみてはいかがでしょう??